The Best of Shogo Hamada Vol.2

浜田省吾 The Best of Shogo Hamada Vol.2歌詞
1.家路

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

青く沈んだ夕闇に浮かぶ街を見おろし
この人生が 何処へ俺を導くのか尋ねてみる
手に入れた形あるもの やがて失うのに
人はそれを夢と名付け 迷いの中さまよう

そして女達は愛という名のもとに
俺を上と下に引き裂いた
だけど今でも信じている
心のすべてを奪い去るような真実の愛

悲しみ果てしなく風は夜毎冷たく
人は去り人は来る でも気付けば
道標もない道に一人

そして夜が明けたらまた生きてくために
生活(くらし)を背負って歩き出す
疲れた体 次第に何も
聞こえなくなる 感じなくなる だけど

どんなに遠くてもたどり着いてみせる
石のような孤独を道連れに
空とこの道出会う場所へ

青く沈んだ夕闇に浮かぶ街を見おろし

どんなに遠くてもたどり着いてみせる
時のはざまにいつの日か
魂を解き放って
どんなに遠くてもたどり着いてみせる
石のような孤独を道連れに
空とこの道出会う場所へ


2.君に会うまでは

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

腕組み歩くよ 夜の町 二人
踊り疲れて 少しだけ お酒も飲んで
最終電車に 遅れないように
いつもは もう駅への道を歩いている頃なのに

今夜は そっと時計を君はバッグにしまい
僕も気付かない振りで どこまでも 歩くよ

古い橋の上から 電車が行くのを見ている
少し 震える君の肩先“僕のセーターかけなよ”

君に恋して気付いた 僕はまだ子供だと
それとも 初めて自分を 見つけたのかな

またひとつ町の灯り 消えてゆくよ
愛したことなど 一度も無かった
こうして君に会うまでは


3.19のままさ

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

予備校の湿っぽい廊下で
あの娘を見つけた
放課後の図書館のロビーで
思い切って声をかけた
夏が終る頃には
もう二人 すり切れたスニーカーはいて
恋を追いかけてた

いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない

受験日は そこまで来ているのに
何も手につかず
二人でいると せつなくて
理由もなく喧嘩ばかり
春になれば すべてうまくゆくさと
別れたよ 映画の後 クリスマスの夜

いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない

今もあの娘 長い髪のままかな
僕はほら ネクタイしめて
僕が僕じゃないみたい

いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない


4.散歩道

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

雨上りの街角 雫流れる ショウウィンドウ
あの娘にセー夕一買ってやりたくて ポケットさぐれば
小銭が少し そしてため息ひとつ

ケンカするたび 僕は
「悪いのは みんな君だよ」と思い込ませた
哀れなあの娘 涙に濡れて
「どうして いいのか わからない」とうつむいた

悲しい夢を見た
僕の名を呼ぶあの娘が
誰かに 連れ去られてく夢
ラララ…悪いのは僕
許して悲しい想いさせて

小さな (ともしび) を吹き消した夜
あの娘は朝まで泣きどおしで泣いた
ラララ…悪いのは僕
許して悲しい想いさせて

駅前の並木道 あの娘の好きな黄昏
悲しいことは 何も無かったような笑顔で
僕の肩に頭をのせて帰る 散歩道


5.今夜こそ

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

仕事が終わりベルが鳴る時
君は自分を取り戻す
化粧直して黄昏の中溶け込んでゆく
一人の部屋は気が滅いる程寒々しくて
今夜はまだ帰りたくない
きらめく通り 踊れる店へ
まるで夜のために昼を生きる君
何もかもを投げやりにただ受け入れるだけ

※今夜こそ今夜こそ 君をここから連れ出す
夜更けまでに夜明けまでに
今夜こそ今夜こそ 君とここから抜け出す
夜の縁からころげ落ちぬうちに※

君の体を通り過ぎた
かけひきだけの男達
今度は君がまるで復讐してるみたいに
揺れるスカート 汗ばんだ胸 ライトの中
クイーンのように 踊り続ける誰も傍に近づけずに
数え切れぬ嘘に満ちた恋の中
真実の愛見つける事も諦めた君

(※くり返し)

鏡の中の汗と涙でかすんだ自分を支えてる君は誰?

(※くり返し)


6.愛という名のもとに

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

ごらん街の灯りが消えて行くよ
もうすぐ始発が走り出す
さよならだね
君の肩を抱くことも出来ないまま…
ドアの前に ふたつのスーツ・ケース
鍵は机の上

眠れぬ夜は電話しておくれ
ひとりで 朝を待たず
真夜中のドライブ・イン 昔のように
急いで 迎えに行くよ

いつの間にか二人 ベッドの中
時計の音だけ聞いてたね
互いに欠けてる夢の色を
別の何かに 置きかえて
今は二人
別れて暮らす他に答はないけど

眠れぬ夜は 電話しておくれ
二人 もう一度 探そう
恋人達が胸を ときめかせ
寄り添い迎える朝を

眠れぬ夜は電話しておくれ
二人 もう一度 探そう
愛という名のもとに なくした
無邪気な君の笑顔を
無邪気な僕の笑顔も


7.土曜の夜と日曜の朝

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

地下鉄の階段を お気に入りのスーツ着て
夕暮れの通りへ 駆け昇って行く

Just a dance with you
飛び切りの Rhythm & Blues
今夜すべてを吹き飛ばす

タイム・カード タイプライター 油まみれの作業着
寂しい ふたつの心が 寄り添い合って

毎朝7時半 沈んだ心で起きる
魂 を隠して 仕事に出掛けて行く

Just a dance with you
飛び切りの Rhythm & Blues
今夜すべてを吹き飛ばす

闘いとは 生き残ることなんだと 気づいた
孤独な ふたつの心が 寄り添い合って

生きることは いつしか見知らぬ誰かと
争い合うことに すりかえられてく

Just a dance with you
飛び切りの Rhythm & Blues
今夜すべてを吹き飛ばす

レールの上 車輪の下 仕掛けられた罠の中
優しい ふたつの心が 寄り添い合って

Oh yeah…
Oh yeah…
Wow wow wow…
Oh yeah…
Wow wow wow…
Oh yeah…
Wow wow wow…
Oh yeah…


8.モダンガール

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

昨夜 俺のベッドを抜け出しソファーで
ぼんやり窓の外を見てたね ラジオつけて
Wow“気にしないで”
化粧直し出て行く君
Modern girl 寂しさが何処から来るのか
More than a girl 理解るまで さまようつもりなの?

“友達と一緒なの 今夜は逢えないわ”
受話器ごしに聞こえる口笛 シャワーの音
Wow 明け方に電話しても出てこない
Modern girl 傷跡の残らない夜は
More than a girl 君の背中 爪跡を残すだけ

馬鹿だぜ 俺
そんな君に恋してる
でも このままじゃ いつか さよならさ

Wow 誰の腕の中でも眠れない君

Modern girl 寂しさが何処から来るのか
Modern girl 理解るまで さまようつもりなの?
More than a girl 傷跡の残らない夜は
More than a girl 君の背中 爪跡を残すだけ
Modern girl 寂しさが何処から来るのか
Modern girl 理解るまで さまようつもりなの?

Wow…
Wow…
Wow…


9.MIDNIGHT FLIGHT -ひとりぼっちのクリスマス・イブ-

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

あの娘乗せた翼 夜空へ消えてく
空港の駐車場 もう人影もない
“行くな”と 引き止めれば 今頃二人
高速を都心へと 走っていたはず

失くしたものが あまりに大きすぎて 痛みを
感じることさえも 出来ないままさ
ひとりぼっちの クリスマス・イブ
凍えそうな サイレント・ナイト
ここからどこへ行こう もう何も見えない空の下

妹と暮すつもり しばらくニューヨークで
ひとりきり 東京で もう生きてゆけない
逢いたい時にだけ 電話かけてきて
食事して ドライブして ベットに入るだけ

形の無い愛だけを 信じてきたあなたは
本気で愛すること 怖れてるだけ
ひとりぼっちの クリスマス・イブ
凍えそうな サイレント・ナイト
二人で生きてきた 都会(まち)の灯りが遠ざかる

降り出した みぞれまじりの
雨が 雪に変ってゆく
誰も皆 愛する人の
待つ場所へと 帰ってゆく

ポケットの中 あの娘に贈ろうとした Golden Ring
今でも 手のひらに 握りしめたまま
ひとりぼっちの クリスマス・イブ
凍えそうな サイレント・ナイト
もう守るものなんて見つけられない 何ひとつ


10.ロマンスブルー

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

「さよなら」も言わず 出てゆく彼を
君はベッドの中で ぼんやり見てただけ
誰か他の男(ひと)を もう一度
初めから愛せるかい 今も…

君はひとり街角に立ち 探してみる心もとなく
彼と出逢うまで気ままに 歩いていた道の続きを
君を失くした あの時の僕のように

新しい恋は 生まれて消えてく
気づいた時はいつも ひとりきりだったね
君の無邪気だった 笑顔は
消えたけど その眼差しは深くやさしい

君を許すことが出来ず 張り裂けそうな夜を過した
まるで炎を炎で消そうと 僕も何度か恋に落ちたけど
今も変わらず 君だけを愛している

今も変わらず 君だけを愛している
君だけを愛している


11.こんな夜は I miss you.

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

窓の外はどしゃ降り
体中きしむ
ホテルのシングル・ルーム
ギターとでっかいバッグ
こんな夜は I miss you.

テレビのナイト・ムービー
お決りのエンディング
おれが観たいのは
その後のストーリー
こんな夜は I miss you.

ビールを片手に
バスに乗り込み 夜を走る
眩ゆい光は 濃い影をおとす

詩は すべて
おれに戻って来る
歓声も熱気も
移ろい消えてく
こんな夜は I miss you.
こんな夜は I miss you.


12.勝利への道

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

おれには車とギター
お前には日のような情熱
汗ばむ夏の舗道で
出逢った火花散して
死んだ様な町を拒み続け
まるでストレンジャー
いつもストレンジャー
誰からも受け入れられずに

髪をほどいて
今夜むかえてくれ
スーツ・ケース 愛だけ詰めて待っててくれ

親父は16才の時から
町はずれの工場で
背中 痛めながら
働き続けてきた
繰り返す口ぐせはいつも
“おれの様な…おれの様な人生を
お前は選ぶな”

髪をほどいて
今夜むかえてくれ
残されたチャンスをおれに賭けてくれ

あきらめてた 二人出逢うまでは
明日への
明日へのドアどこにも見つけ出せないで

髪をほどいて
今夜むかえてくれ
投げ出した計画をもう一度集めて

髪をほどいて
今夜むかえてくれ
勝利への道を おれと走ってくれ


13.生まれたところを遠く離れて

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

生まれたところを遠く離れてうたう
この子に いつの日にか光がみえるように

車窓ごしで見送るお袋の忘れられぬ涙よ
捨てちゃならねえものを
おれはたわいもなく失くしたようだ

どこの町でも 聞かせてやるさ
捨てた故郷とひきかえの馬鹿息子の Rock & Roll
だけどもし少しばかりの紙切れを稼げたら
両親に小さな家を買ってやりたかったおれさ

誰もが何かを売りわたし 生きてゆくさ この世じゃ
だけど何も売るものが無かった あの娘が何を売ったか
「お前にゃ どうせ理解るまい 鉛色のその目じゃ!」
だけど振り上げた拳に 顔背けた弱いおれさ

どこの町でも 聞こえてくるよ
貧しい暮し 精一杯やってみても抜け出せない
そうさ親父も16の時から働いて働いて 働いてきたけど
この世に住む家もなく その日暮しの毎日さ

どこの町でも 聞こえてくるよ
道を失くした男達の行き場の無い呻き声が
だけど誰も自分のことさえ救えない この世じゃ
痛みを理解り合えても 言葉はただ「さよなら」だけさ

生まれたところを 遠く離れてうたう
この子に いつの日にか光がみえるように


14.ラスト・ダンス

作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA

キャンドル揺れる 横顔
グラスに落とす かすかな ため息
二人で 靴が すりへる程
歩いた この都会 今夜は寂しそう

もう一度 踊っておくれ このままで
もう一度 口づけおくれ このままで

「もう一度 やり直せたら……」
馬鹿だぜ そんな話は もう止めよう
僕が 僕である限り
何度 やっても 同じことの繰り返し

もう一度 踊っておくれ このままで
もう一度 口づけおくれ このままで

ライトに浮かぶ ふたつの影
悲しげな眼差し 苦しげな あえぎ声
言葉は もう何も 伝えない
寒い程の 寂しさも むなしさも

もう一度 踊っておくれ このままで
もう一度 口づけおくれ このままで